腐れ縁たち
人がわりと真面目な話とかを書いているときには特に何も言ってこないのに、外部への視線とかポーズとかを振り切って思わず書き散らした文章の方にばかりレスを返してくれる友人たちがいる。腐れ縁てヤツである。
「つまりあの日記は、あなたの恥ずかしい過去や恥ずかしい心の叫びを書き付けるところなのですね」
ドやかましい。
同様のことは前にもあって、Unearthed Arcanaのレビューを書いたときにも、とある人が。
「……あー、お前にとって高校生活に関する妄想はタマシイの帰るところと言うかそこから脱却はできんのだなァ。まあいいけど」
などと言われたりした。
大きなお世話である。
しかし、だ。
どんな形であれ、それがみっともなくても情けなくても、これらの文章は読んだ他人に何らかの影響を及ぼすことができた文章である。つまり、「届いた」文章だ。
文章が何らかの事を人へ届けようとする試みなら、書いた本人の意図とは関係なくこれらの文章は成功した文章となる。
どんなに情けなくても、イキオイに任せ綴っただけのシロモノでも。
今までも良くあったことだけど、改めてなんだかなぁと言う気がする。