卓上戦諸録(D16)

D16の卓上ゲーム記録

迷宮キングダム

 ココ最近、新作品を遊べておらず煮えていたので突発的にメンツを募って遊ぶことに。
 2日連続で営業仕事のあるT_Nに頼んで「迷宮キングダム」のマスターをやってもらう。メンツはD16、松谷さん、神無月さん。久しぶりの真夜中徹夜系のセッションである。

 迷宮キングダム(Make Your Kingdomとかけてある)については、件のサイトに詳しいけど(http://www.bouken.jp/product/makeyou/)、天変地異により、世界そのものが巨大なダンジョンになってしまったとあるファンタジー世界での冒険譚を遊ぶゲーム。PCたちはこのダンジョン世界の一王国の宮廷を構成して臣民の安寧をはかり、領土を獲得し、外敵を駆逐してゆくのである。
 われらの国は「魔法ワンタン公国」。宮廷は国王の””ワンタン、騎士にして軍医“冗談にもほどがある”ジャスミン、神官にして処刑人“とかく浮世は酒と金”のコットン。魔法ワンタン公国は小さな国で国民は50人。

 シナリオは付属の「花冠の王」。ダンジョン世界のモンスター生態系に笑ったり、資源として国民を文字通り“使う”ちっとばかり悪趣味なルールに引き攣れたり、とにかく止まったらチャートを振るという軽快なシステムを満喫したりした。
 うん、かなり楽しいゲームだ。
 世界観も簡潔にもかかわらずぴりっとしたところがあって、程よく不謹慎で悪趣味。
 何よりも、ルールブックの出来がよい。新しく始めるにしても、自分のクラスを説明した見開きページのコピー、ジョブのコピー、アイテム項のコピーの情報だけで十分遊べてしまう。サプリメントのカードとかを使えばコピーの手間もなさそうだ。テーブルゲームの気軽さで遊べる。
 こういうゲーム遊ぶと、D&Dは「重い」ゲームだよなと実感する。