卓上戦諸録(D16)

D16の卓上ゲーム記録

改めて読み直して

 上記の文章は2002年3月にDungeoncraftの別記事として編成されたもの。実のところ、国内でも少しばかり気の利いたゲーマーやサイト持ちはこのレベルの論考に達していたと思う。実際に、今読み直すと極まっとうなことを言っているなーという印象はあるけれど、ちょっと古いと思わなくも無い。
 あと、これはD&Dの記事なのだから当然なのだが(そしてンなことは当のRayだってわかっているだろうけど)、他のゲームでは必ずしも間違いでないことも含んでいる。特に、「プロット」と「状況」に関して言えば、ストーリー支援を実装しているゲームの場合、逆にマスターの提示した「プロット」を読み取って、それをオーバーテイクしていく過程こそゲームなのかもしれないわけで。
 ここで改めて強調すべきは、
 “D&Dでは状況に対して対応することにルールの眼目が置かれていて、その対応を尊重する形でキャンペーンゲームを遂行していくことが、デザイン上スムーズ、かつ参加者の満足を得やすくなっている”ってことだろう。