キャリー
気がついたらスティーヴン・キングはクージョしか読んでなかった気がしたので有名どころから。
うおお、読める読める早い早い。
サイコ・ホラーとしては古典なんだけど、今でも充分にイケる。じつは怖いのってキャリーの母だよな。
あとは、冒頭とクライマックス・シーンの映像がやっぱりとんでもない。2つのシーンと原因に説得力を付与する母親のキャラクター、この3つの要素を丹念にアメリカの地方都市描写が結んでいく。正直、地方高校の中に人生の一大事を見出さざるを得ない閉塞的な状況、絶望を糊塗する健全さが怖いよね。『雫』をもう一度プレイしたくなってきた。
- 作者: スティーヴン・キング,永井淳
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1985/01
- メディア: 文庫
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