卓上戦諸録(D16)

D16の卓上ゲーム記録

クイーンズブレイドのアニメ

 以下mixiで二話まで見た時の感想。現在五話まで地上波で見ているけど意見は変わらず。というか、NHKでやっている「獣の奏者エリン」と同じくらいにファンタジィしてて大好きなんだけど。
 裸云々でくさすひとがいるようだけど、それってガンダム見て「二足歩行ロボは実用的じゃない」と言うようなモンで、そのジャンルを形成するための前提ってだけじゃないか。ガンダムではロボが兵器として活用されてて、ストライク・ウィッチーズではぱんつがズボンで、クイーンズブレイド世界ではケツやおっぱいがポロリするのが普通ってだけだよね。
 そこクリアしてしまえば、手抜きせずにちゃんと「土煙香る剣と魔法の世界」で「まだ未熟な剣士が自分のあり方を求めて旅にでて」、「さまざまな戦士と出会い成長する」話やってる。そのあたりかなり誠実だと思うんだけどな。
 と言うわけで、改めて以下転載。

 D&D周りの人でこれを大きくほめている人がいないような気がするので、それはおかしいだろうと思って書くことにする。
 
 とりあえず地上波で第弐話までみました。
 
 最初は自分もハスにみてたのだけど、エンディングテロップをWebで見て、原画にうるし原智志梅津泰臣がでていたのをみて何となく録画。確かに地上バージョンでは湯気と逆光が大活躍で胸やケツを隠してたんですが。
 
 これ、おもしろいよね?
 
 ちゃんと剣劇アクションしているし、背景とかは荒廃した国土や森の中の神社をちゃんと描いている。そのあたりはしっかり抑えていると思う。
 で、脚本も2話まで見た時点ではしっかりと各キャラクターの個性を出しつつ、戦う理由についても充分に描いている。個人的には、お色気路線をダイナシにしないくらいのマジメさで好感がもてる。
 
 というか上手く言えないけど、このアニメの中でおねーちゃんが乳や尻まろび出している文脈がアニメの文脈じゃなく、洋画のレッドソーニャなどの方に近い、源流に近い気がする。
 絵的には間違いなくあざといんだけど、「その世界ではそう言うものなのです」という嘘を堂々と、誠実にそしてマジメについている。
 
 一時期レンタルビデオ屋で見つけて借りてた、「ジーナ」や「クイーン・オヴ・ソード」の流れに連なる、色っぽいねーちゃん剣劇ものとしてちゃんと見られる。というか、このジャンルをアニメにするならこうして欲しい、と言うのをちゃんと実現してくれている気がする。
 
 とりあえず、ジーナの名場面集を貼っておく。これ、最終話近辺だけが日本では翻訳されてレンタルに廻ってたはず。



 こちらはクイーン・オヴ・ソード。怪傑ゾロの女性版

 こういう風に他のジャンルの作品とひき比べて、「こんな感じだから良いね!」というのは、作品そのものを褒めてるわけじゃないのであまり品がよいほめ方じゃないけれど、それでもクイーンズブレイドのアニメがエロ方面を割と真っ向からやってて(言うなればパルプ小説的な下品さをそう言う雰囲気のものとして)、それがおかしくないってーのは、すごいことだと思うんだけど。
  
 と言うわけで、D16は割と本気で「剣と魔法」作品として、つまりシュワルツェネッガーがの『コナン』シリーズと同じようにクイーンズブレイドを楽しんでいるのでした、まる。
 
 乳と尻なんて、10分ばかり見ていれば気にならなくなりますって。これまでもそう言うアニメはたくさんあったじゃないですか。
 例)『AIka』や『ナジカ電撃作戦』とか。

 追記:
 とはいえ、いつグダグダになるかというスリルもあってますます目が離せないのですけどね(笑)