卓上戦諸録(D16)

D16の卓上ゲーム記録

[40K]コンボイ

War of Beast準拠ゲーム:一応ラウンド2

ミッション:Convoy (『Vigilus Defiant』P.130)

背景:

 ――1.580 Post: 辺境の惑星、ヴィジルス。

 オルクの侵略に対し、惑星統治機構の会議は踊るまま。帝国技術局、帝国防衛軍、修道聖女会はそれぞれに対応。

 その煽りを受けたのは、ヴィジルスの荒野に点在するハイヴスプロールの惑星防衛軍であり、その物資輸送部隊である。

 朦々と砂ぼこりを巻き上げて地平線の彼方から襲い来るスピードフリークに、決して充分な練度を持たぬ兵は蹂躙され、補給系は寸断される。

 火の着いたように繰り返される補給要請を受け、帝国防衛軍はコンボイを編制し、スピードフリークに対抗。物資輸送トラックの数を上回り兼ねない規模の装甲車両が腐食性の埃舞う荒野に列を作った。

 烽火果てることなく、砲声やむことなく。

 されど銀河が裂け、伝説の英雄が征戦に赴く41世紀の銀河では、ここもまた等しく数多の戦場のただ一つにすぎぬ……。

 この頃までは誰もがそう考えていた。
 ゆえに、審問局の要請を受けた戦団の勇士達は微かな疑問を禁じ得なかったのだ。
 この男と近侍、わずかな物資ケースを運ぶために、スペースマリーンによる護送部隊が編制されたのか、と。

 歴史の舞台に引き出された惑星ヴィジルス。

 その暁を染めるのは、焔羅の赤か、暁の黄金か。

 さだめを導く鮮紅の風と緑の津波が、今ぶつかろうとしていた。

  • 攻撃側 :オルク:『(未確認)』
  • 防衛側 :マリーン:『クリムゾン・ウィンド戦団第3中隊、審問局付機甲部隊』

アーミー(編制については略)

  • オルク(3+1=4CP、71パワー) :アウトライダー・デタッチメント:1CP:71PL
  • マリーン(3+5+1+1=10CP、95パワー) :バタリオン・デタッチメント:5CP:58PL :アウトライダー・デタッチメント:1CP:29PL :ヴァンガード・デタッチメント:1CP:8PL(コンボイ分20PL=レイザーバックPL5×3+ウィールウィンドPLR5×1)

コンボイ

 防衛側はコンボイとして適切な兵を選択する。選択できるのはアーミー内の任意の『ヴィークル』のユニット(ただしPL15以下)である。選択したヴィークルが複数のヴィークルから構成されるユニットの一部である場合、そのユニットのすべてのヴィークルがコンボイとして選択されなければならない。兵科が『フライヤー』のヴィークルはコンボイに編制できない。コンボイを構成するユニットのパワーレベル総計は、攻撃側アーミーのパワーレベルの1/3未満でなければならない。このゲームを通して、コンボイに編制された兵は突撃を行なえない。

戦場

 別掲の配置マップを用いて戦場を作成する。ボードの中央を水平に道路が横切っている。戦いで荒廃した惑星を表わすため、廃墟やクレーターを各所へ配置すること。

初期配置

 情景モデルを設置したなら、防衛側がすべてのユニットを防衛側配置エリア内に配置する。攻撃側のユニットはすべて、予備選力となる;これらのユニットはバトル中に以下の記述に従って到着する。

第1ターン

 攻撃側が先攻となる。

攻撃側の予備選力

 攻撃側は、その移動フェイズ終了時に、予備戦力としたユニットの中から任意のユニットを到着させられる。予備戦力から到着したユニットは“攻撃側の戦場の端から12mv以内に完全に収まり、すべての敵の兵から9mv離れた場所”に配置される。

脱出路

 コンボイに編制されたユニットは、1つのフェイズ中にユニット内のすべての兵が戦場から脱出できる状態であるならば、“脱出路”として示された戦場の端から脱出できる。この方法によって戦場から離れた兵は脱出に成功したものと見なされ、施錠から取り除かれるとともに、以降バトル終了時までバトルには参加しない。

バトルの長さ

 このバトルは、戦場にコンボイを構成する兵が、脱出によりおよび破壊により、すべていなくなった時点で終了する。

勝利条件

 バトル終了時、防衛側コンボイで脱出したすべてのユニットのパワーレベルを総計し、それをコンボイ全体のパワーレベルと比較せよ(脱出前にユニット内の兵が何体か破壊されていたとしても、ユニットのパワーレベルはそのままで計算すること)。脱出したユニットのパワーレベル総計が、コンボイ全体のパワーレベル総計の半分以上であれば防衛側の大勝利となる。コンボイを編制する兵が少なくとも1体脱出したが、その総計がコンボイ全体のパワーレベル総計の半分未満であれば防衛側の辛勝となる。そしてそれ以外の結果はすべて攻撃側の大勝利となる。