戦争における「人殺し」の心理学
とりあえず読了。
「二次大戦時の兵士の発砲率は15%から20%、ベトナムでは90%。どのようにしてこの“改善”がなされたか」
「人間を兵士として、人間を殺す場である戦場に送るということはどういうことか」
ほかにもいろいろあるし、ぜんぜん感想になっていないのだけれど、圧倒的に読ませる。
学術的な論文としては多分詰めは甘いのだろうし、個々の論拠にはきっと異論もあるだろう。しかし、「なぜ、どのようにして殺せるようになるのか」「その結果兵士にはなにがおこるのか」ということについて考える十分なきっかけとなる内容。
うまく言えないのでとにかく読めとしか。
- 作者: デーヴグロスマン,Dave Grossman,安原和見
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2004/05
- メディア: 文庫
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