卓上戦諸録(D16)

D16の卓上ゲーム記録

戦争における「人殺し」の心理学

 とりあえず読了。
「二次大戦時の兵士の発砲率は15%から20%、ベトナムでは90%。どのようにしてこの“改善”がなされたか」
「人間を兵士として、人間を殺す場である戦場に送るということはどういうことか」
 ほかにもいろいろあるし、ぜんぜん感想になっていないのだけれど、圧倒的に読ませる。
 学術的な論文としては多分詰めは甘いのだろうし、個々の論拠にはきっと異論もあるだろう。しかし、「なぜ、どのようにして殺せるようになるのか」「その結果兵士にはなにがおこるのか」ということについて考える十分なきっかけとなる内容。
 うまく言えないのでとにかく読めとしか。

戦争における「人殺し」の心理学 (ちくま学芸文庫)

戦争における「人殺し」の心理学 (ちくま学芸文庫)