卓上戦諸録(D16)

D16の卓上ゲーム記録

勝利は神が与えてくれる

 いいかね。試合というのは常に神のものなんだ。試合は全て神にささげられるべきものなのだ。そのためには、勝とうという意志すらも持つべきではない。試合に臨む者は、ただ、その時その時に、一番効果的な技を使うことだけを考えればいいのだ。勝利は、その結果として、神が与えてくれるものにすぎないのだよ。
プロレスの神様カール・ゴッチ

 ロールプレイヤーではなく、ロールプレイングゲーマーのD&Dファンとしてはこんなことを考えてみたくもなる。つまり、

 いいかね。冒険(≒セッション)というのは常に神のものなんだ。冒険は全て神にささげられるべきものなのだ。そのためには、よい行動・感動的な行動をとろうという意志すらも持つべきではない。冒険に臨む者は、ただ、その時その時に、一番効果的な行動を行なうことだけを考えればいいのだ。すばらしい物語・冒険は、その結果として、神が与えてくれるものにすぎないのだよ。
「RPGの神様」ゲイリー・ガイギャックス(嘘。この人ここまでのことは言っていないハズ)

 神≒ダイスとするのはやりすぎだろう。多分。
 それに、ゴッチが高く評価されているのも日本でのUWFというアングルがあったからだし。実際に面白い試合をしたのはきっと「鉄人」ルー・テーズだったんじゃないかな。どちらの試合も見ることはできなかったのだけど。
 真剣勝負というのは男の子である以上心引かれるフレーズなのだけど、人前でやる以上、「真剣勝負」という言葉じたいがある種の「アングル」を示す物なのだ。
#アングルに関してははてなのキーワードの説明で良いんじゃないかな。少なくともこの文では。