卓上戦諸録(D16)

D16の卓上ゲーム記録

それでもまだ見ている理由

 一応D16はまだ、プリキュアを見ている。
 なぜなら、まだ続いているからだ。そして、まだ続きそうだからだ。
 いまはもう当初期待していたような見方はしていない。流しているだけといってもいい。ときどき佳品といえるような話もある。全体の大きな物語になっていないようでもあるし、相変わらず淡々とプリキュアマーブルスクリューを撃っていたりするけれど、それはいい。
 D16は“D&Dは続けるだけで大きな物語を作り出せる”といった。じつは、同じことは他の作品にも言えると思っている。淡々と“続けている”だけで面白くなってくる作品もあるのだ。そして、今やっているプリキュアマックスハートがそうならない保証はどこにも無い。
 見続けてきた番組が面白くなる、そこに立ち会う喜びはちょっとしたものだ。“面白くなる”というその成長そのものを同時に体験できる。
 けれど、そのためには“見続けている”必要がある。
 だから、まぁ。見ている。
 「もう見なくていい、」そんな風に見切りがつけられるならまだ楽だってのは事実。裏番組のゾイドのほうが面白そうだしなぁ。
 
 ちなみに、ふたご姫はこの点非常に良質なのでわざわざ書きません。子供向けとしてまさしく左中段正拳突き的に出来がよろしく、動きが気持ちいい。
 
 さらにどうでもいいことですが。
 プリキュアと比較して、もうこの上ないほどに愛してしまったアニメがあります。
 始末の悪いことに、これは全然人に勧められない。
 このアニメより質のいいアニメは間違いなく、数え切れないほどあるんですが、
『このアニメほど楽しかったアニメは数えるほどしかない』といえるアニメです。
“マーメイドメロディ・ぴちぴちピッチ”(および後番の“同ピュア”)と言います。
 RPG風に言うとこれは“出来はいびつだが、いくつか光るところがある”ルールで、“はっきり言ってヘタなPLを中堅PLがサポート”した面子をあつめ、“絵面的には間抜けだけどとりあえず筋は通っているシナリオ”でなぜかキャンペーンが成功しちゃっている感じのキャンペーンです。
 
 なんつか、プリキュアD&D使っておきながら、システムをちゃんと使わないで煮え切らないキャンペーンやってたのに対して、ぴっちは上記の環境でビミョーなゲームしてたのが、ツボにはまって、最終的にこれ以外は考えられないほどに面白いキャンペーンになった感じがあります。
 僕自身はしゃれのわかんない人には絶対に勧めませんが。
http://d.hatena.ne.jp/D16/20041016