卓上戦諸録(D16)

D16の卓上ゲーム記録

マイメロがすげぇ

 実家から帰ってきて書くのがこれってのもどうかと思うが。
 日曜の朝は、マジレンジャー仮面ライダー響鬼ゾイド・ジェネシス→お願いマイメロディと幸せ連鎖が続いている。
 で、ここ数回プロデューサーとメインライターの変更でちょっと好きだった雰囲気が変わった響鬼がちょっと切ない。
 が、急浮上してきたのがマイメロディだ。
 
 実のところ、急浮上というのは正しくない。途中から見始めたとはいえ毎回そこそこに面白かった。けど、それがなんというか、ここ最近、えらいことになり始めた。そんな感じだ。
 
#ちなみに、ふたご姫のほうはこれもまたまっとうに伏線を回収しつつキャラクタの個性、成長をまっとうに描写していて心地いい。1年間という時間が無駄じゃない。
 
 で、マイメロディだがこれが、その、えらく楽しいのだが、人に勧めにくい。ぴちぴちぴっちのアレとはちょっと違って作品のモノとしてのクオリティは十分以上だが、それゆえにふつーに薦めるとふつーの「かわいいキャラアニメ」としてしか認めてもらえないような気がしてだ。
 この辺、ぴっちはどう見ても「微妙」なデキだったおかげで楽しんで見る人のフィルタリングができてた気がする。だから、見てる人には「どこがおもしろい」なんてのは自明だった。
 マイメロの(特にここ数回の)すごいところはわりとふつーに始まりながらも、Aパートの最後あたりで軽く予想を上回り、最終的にはとんでもないカオス空間を作り上げる力技にある。着々とキャラの個性で積み上げつつも、最終ステップへのオチは全力で画面に突っ込まされてしまうような組み方がある。
 それだけじゃない、現時点のアニメで最高にイカス女のコが見事なヒールっぷりを披露してくれている。
 第21話 「マイメロになれたらイイナ!」、第23話 「カレと踊れたらイイナ!」はこの敵役クロミ様と忠実な手下バクの爆笑からじわり涙のいい話、ほんとにこれを見ることができてうれしかったっていう気にしてくれる回だった。
 
 で、今回。
 話は割りとフツーなのだけど、カオスのスケールレベルが1段階上がったうえ、世界のアクシオムというかリアリティが変わったまま固定されてしまう話だったよね>見た人。
 今後どうなるのかえらく楽しみ。