卓上戦諸録(D16)

D16の卓上ゲーム記録

上級プレイヤーとは

「OK、“単位時間当たりの問題解決能力”は重要だ、でトーナメントの話は? 」
 そこだ。『RPGはうまくなれるのか、RPGの上級者ってななんだ』なんて問いがあってこれまたあちこちで火災を起こしそうな内容なんだが、ことD&Dとトーナメントに関して言うならこれははっきりと定義できる。つまり、“単位時間あたりの問題解決能力”が高いのがとりあえずの上級者プレイヤーだ。
 「卓を囲んで楽しい」とか「論考が冴えてる」ってのもプレイヤーを評価する要素ではあるけれど、それはトーナメントには関係ない。技術として点数表記できないからだ。
 そんなのが上級者プレイヤーの定義でいいのか? 
 いいのである。
 基準が客観的で、その基準で判断している以上、彼は“トーナメントプレイの上級者プレイヤー”である。(mixiの文では、“上級者プレイヤー”としたけど、誤解受けるようだったので直しました。小太刀さん、白河堂さん感謝!)そして、この基準はことD&Dを楽しむ点において有効に働く。

 なぜなら、この基準にそって努力でき、上達できるからだ。
 
 D&Dに限らずRPGは間違いなく上達が必要とされる遊びだ。けれど、その上達をはかる手法はあんまり無かったと思う(この辺はD16がモノを知らないだけかもしれない)。
 けれど、トーナメントはそれを示してくれる。
 D16はそこにトーナメントの価値を見出す(あくまでD16自身の見解)。
 はじめたばかりのプレイグループや、身内のみで遊んでいたプレイグループが参加してみて、自分たちのプレイヤーとしてのレベル、弱点を客観的に知ることができれば、改善しようと努力できる。努力の結果はより円滑なゲームプレイにつながり、楽しいゲームに結びつく。そうしたらもっと楽しく遊んでくれる。
 
 楽しむため、技術が必要な遊びであるにもかかわらず、自分たちの技術を客観的に見ることも、改善することもできなかった。(D16はそこに日本でのRPG展開の弱点を見る。ここ、自分の知見不足を指摘されたので修正)その解決方法の1つとしてトーナメントというシステムはかなり、有効なのだ。