因果応報
夜中の作業中なんですが、なんとなくWebでアニメのラジオとか聞いてます。ゲームもアニメも触れてない番組の方が多いんですがそれはそれ。
で。夜中失笑したことがありまして。なんとなく、書き留めてみます。
ああいったラジオって、ふつーにOPトークしたあと、提供その他のフレーズが流れてCM入るじゃないですか。当然なんですが。
その時に妙に、胸が高鳴るというか、含み笑いがこぼれるというか、そんな感じがしたんです。昼間聞いてたときにはぜんぜんそんなこと感じなかったんですけどね。
で、ついさっきまで漠然とその理由を考えるともなしに考えていて。
ラジオのあと、ミュージック・フォルダに入れてあった音楽が適当に流れて。
レモンエンジェルの「天使はエスケープ」が流れてきて、思考がつながって全容が判明して、明け方一人、大失笑してしまった。
つまりその。
深夜にアニメの女の子のラジオトークを聞いているという状況って、自分の場合、ここ半年以前は一気に中学のころ。つまり、「くりいむレモン・ミッドナイトCパーティ」とかを聞いてた頃まで遡ってしまうんですな。
で、その時に感じていたなんとなくワクワクする感覚とか、リアルでは触れられなかった女の子のはしゃぐ声とか(そもそもそれ自体が幻想とかガタガタ言わない)に感じたトキメキとかが、どうも条件反射的に、しかもよりによってラジオ番組のCM入るところで作動してしまったらしいのです。女性パーソナリティのトークとかじゃなくって。
#いや、なんだろねぇ、この感覚。
##これでノイズとか朝鮮語放送が混じったりしたら完璧なんだが。日本海側はホント良く拾ったなぁハングル。
つくづく思うに。
あの頃、深夜放送のラジオに感じていた親しみというか憧れというかスケベ心というか何かはどうも、
深夜に、異性の、自分に(ホントは不特定多数だってわかってるけどそれはそれ)話しかけてくれる声を聞いている冒険心というか、共犯感覚というかそんなものだった気がするのです。で、もちろんパーソナリティとかは移り変わるし、OP曲も番組中で使われるジングルとかも全然同じものではないんですが、提供・CMのときの台詞とかってそんなに変わらないじゃないですか。それが、記憶の残滓を掘り起こしたみたいで。
まぁ、どれだけくだらない記憶の揺り返しであっても、追憶なんかじゃないパブロフの犬的なものであっても、さらには三十路過ぎのライターが修羅場ってる状況であっても、
ときめいちゃったんだからしょうがないじゃん。
高鳴っちゃったんだからしょうがないじゃん。
そんな風に思うわけです。
しかし、10代のオレはこんな風に因果が応報すると思って日々を生きてやしなかったよなぁ……。きっと、まだまだ不意を討たれることとか多いんだろうなぁ……。