魔道師大全
そしてHJのサイトではD&Dサプリメント、大全シリーズ最新『魔道師大全』がアナウンスされております。
- 作者: Ari Marmell,Skip Williams,北島靖己,岡田伸,楯野恒雪,柳田真坂樹,桂令夫,塚田与志也
- 出版社/メーカー: ホビージャパン
- 発売日: 2008/01/31
- メディア: ハードカバー
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秘術使いのサプリメントとしては先に『秘術大全』
ダンジョンズ&ドラゴンズ秘術大全 (ダンジョンズ&ドラゴンズサプリメント)
- 作者: リチャードベイカー,Richard Baker,桂令夫,北島靖己,柳田真坂樹,岡田伸,楯野恒雪
- 出版社/メーカー: ホビージャパン
- 発売日: 2006/04/29
- メディア: 大型本
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が出ていますが、この『魔道師大全』は『秘術大全』で導入されるウーイァンやウォーロックといった秘術系クラスのための追加ルールがあるのが嬉しいですね。いつもどおり新呪文や特技も豊富に揃えられていまして、特にリザーヴ特技は新たな概念の特技です。
どのようなものかといいますと、特定レベル以上の呪文スロットに特定種類の呪文([火]ですとか[精神作用]など)を入れておく限り、超常能力が使い放題になるというものです。ものによっては小型サイズのエレメンタルを回数無制限で招来できたり、エネルギーを放ってダメージを与えたりできますから、感覚としては低レベルの呪文が使い放題になるといっていいでしょう。
これまで、術者系にはかつかつのリソース管理が必要とされていたことを考えると「バランス取れているのか?」と思ってしまうでしょうが、割と大丈夫。低レベルかつ回数無制限な手段と高レベルなワンショットの手段を一体どこでどう活用するかというのがおもしろいところ。
#実のところ、この辺りの思想を推し進めたのが4thの思想なんでしょうね。
その他にも、秘術使いに求められる役割を分類・考察した上で「取るべき特技・呪文、取るべきでない特技・呪文」などのキャラビルドについて述べた第一章など、実用価値の非常に高い一冊になっております。秘術使いは是非目を通しておきたい一冊です。