卓上戦諸録(D16)

D16の卓上ゲーム記録

4版リプレイ、始動!

 そろそろ雑誌も店頭に並んでいる頃ですので、お知らせです。
 今号のGame Japan誌にてD&D4版のリプレイ、『海燕、Arround the World』連載開始いたします。
 『若獅子の戦賦』に続いての豪華メンバー、さらに舞台は3.5版の世界から百年後のフォーゴトン・レルム……ってのは既に以前書いたとおりですが、もう一度!
 話の中心となる、“人と魔の狭間に悩む”ティーフリング(4版新種族!)、ローグのグレイにイラストレーターの戸橋ことみさん。TRPGは初めてといいながらも、楽しんでいただけたようです。僕自身、戸橋さんに説明しながら4版の入り込みやすさを実感しました。
 グレイに課せられた借金を取り立てるのが幼なじみの悪友、小太刀右京さんがプレイするウォーロードのレイフ。大店の放蕩息子が父から親友への取り立てを課せられた時、物語が始まります。4版ならではのウォーロードの機能と運用、さらにしみじみと格好いいプレイが光ります。
 パーティのアクセル、田中天さんのキャラクターはこれまた4版新種族のドラゴンボーン、クラスは二刀流ビルドのレンジャーで名はザナディーン。1レベルでの最大【筋力】をひっさげ、誇り高くバイオレンスと混乱を呼び込むキャラクター。思いの外【耐久力】が普通だったり、時々砂漠の悪霊が臆病を吹き込んだりしますが、詳しくは本編をおたのしみに。
 前回、責任編集のくせに一切ブレーキを踏まなかった編集アサコさんは今回は抑え役をと、やはり4版新種族、高貴なるエルフのエラドリン、ウィザードのアウラをプレイ。範囲呪文による敵操作に特化して、なんとマジック・ミサイル取ってません! だからサンダー・ウェーヴは危険ですってばー!!
 抑え役はアサコさん。すると最後に控えたこのひとは一体? 実は抑え役ではなく引っかき回し役だったというのが皆さんにわかっていただけると思います。翻訳チームの頭領、桂令夫さんはドワーフのファイター、ドーリンをプレイ。ちょっと皆さんの予想と違う野はこのドーリン、成人したばかりの若いキャラクターなんです。そのあたり楽しみにしてください。
 さて、この記事。なんと言っても売りは最新のD&D4版を紹介すると言うこと。3.5版とはプレイ感覚は変わっているけど、でもやっぱりD&Dな4版をどのように遊ぶか! DMのD16もいろいろ試行錯誤していますが、わかったこと実感したことは全部中につぎ込んでゆきます。『4版はこんなところがおもしろい!』そう読み手に呼びかけるような記事になっていますので、ぜひGame Japanを手に取ってみてください!