卓上戦諸録(D16)

D16の卓上ゲーム記録

近況報告

 腰痛ってホント何もできなくなるのね。
 数日は横になって資料を読むことくらいしかできずにおります。

 連休中は、名古屋はNIGHTSさん主催のコンベンションにお邪魔して参りました。田中天先生、井上純弌先生とご一緒してD&Dの4版を。
 田中先生のお誘いに応じて、今回はマルチテーブル・セッション。マルチテーブルならではのおもしろさ+D&D4版の可能性を引き出したセッションでした。どんな感じかは田中先生のサイト(http://d.hatena.ne.jp/tentana/20090505#p1)にて。
 HJコンなどとは違って、D&D4版はほぼ初めてという人が多かったのですが、それでも9レベルのキャラシートをちゃんと作って渡し、それが使いこなせるようになると言うのを目にして、4thの遊びやすさを実感しました。そして、技能チャレンジの可能性!
 田中さんのところのトレイラーでもわかるとおり、今回はなんと1セッションで広大なフェイルーンを文字通り一周するというとんでもないスケール。一応ルートを書いておくから、知っている人は笑うがいい。あ、レースはパリ・ダカール・ラリーのように、区間区間で区切る形です。

    • 第1ステージ:バルダーズ・ゲート〜アスカトラ
    • 第2ステージ:アスカトラ〜アンカパー
    • 第3ステージ:アンカパー〜ゲルダネス
    • 第4ステージ:ゲルダネス〜ライラバー
    • 第5ステージ:ライラバー〜シルヴァリームーン
    • 第6ステージ:シルヴァリームーン〜バルダーズ・ゲート

 各ステージにはもちろん遭遇や陰謀、ライバルとの駆け引きがあり、正直各ステージを1回の冒険としてミニ・キャンペーンとしても遊べるというボリュームなんですが、これを技能チャレンジで表現しています。具体的に言うと各ステージで技能チャレンジを失敗する(3回失敗する)、までにどれだけ成功できるか。その成功の度合いを技能チャレンジの複雑度に逆算してポイントを決定、全レースでのポイント累計でラリーの順位を決めてゆくと言うもの。
 そのままだと単なる振り合いになるとお思いでしょうが、各技能チャレンジには、「レース遂行のため、ノルマとして必要になる技能」、「成功カウントには数えないが、他の判定にボーナスを与える技能」、「成功すると成功カウントを多く稼げるが、失敗するとペナルティ(成功カウントを失う、以降の判定にペナルティ)となる技能」などをバランスよく配分してあったため(田中さんさすが!)皆さん、いい感じに盛り上がってました。また、長い行程を技能チャレンジで表現しているので、技能チャレンジで主要技能となっていない技能(けれど高い成功率がある技能)を以下にして使うかというのが比較的採用しやすかったです。
 たとえば、〈歴史〉技能で「この区間に古道があったのを見つけられたりはしないだろうか」とか提案があって、それが上手くいけば成功二つカウントとか言う感じに。
 そして、その間ナニがあったかというのはプレイヤーとマスターで上手く情景をふくらませることができました。なるほど、これは良い方法です。
 プレイヤーの皆さんもノリがよく、かつ適切にキャラクターのコンセプトを理解してくれて、嬉しい限り。
 そこに井上さんが美少女姫様ウォーロードとして発破をかけるというわけで盛り上がらないはずはなく。
 とても楽しい時間を過ごせました。

 改めて、イベントを開催したスタッフの皆様、当日一緒に楽しんだ参加者の皆様、井上先生、田中先生。お疲れ様でした&ありがとうございました!
 
 そして、セッション後のトークショーでは名古屋を席巻する“SRS(スタイリッシュ・ロールプレイング・システム)”のお話がD&Dにも。会場からの質問で「D&D4thに“SRS(スタイリッシュ・ロールプレイング・システム)”を組み込む予定はありますか?」
 
 ちょっと思うこともあったので、空気読まずにマジレスしちゃいました(笑)