DAC2009とGameDay2009!
イベント二つのお知らせー。
日本国内のD&D馬鹿が泊まり込んでのD&D大会。今年も行なわれますDAC2009! 6月半ばからDMの募集が始まっております!
DAC2009
第一回のDM募集〆切は7月20日! 申し込みDM多数の場合には二次募集が行なわれない可能性もありますので、急いで応募しましょう。
僕も今回は伝説級冒険で立卓しようかと考えております。
前回ものべ300人超のゲーマーが集まってほんとにD&Dしかしやがらねえ空間だったわけですが、今年は4版、Pathfinderと新たな潮流に加え、まだまだ熱さめやらぬ、3.5版、AD&D、Classicも変わらずOKなので、ますますのカオス状況になると思われます。楽しみ楽しみ。
そして、こっちは全世界のD&D馬鹿イベント、GameDay2009。
PHB2の発売に合わせてアメリカで行なわれていた一斉イベントが、日本でもPHB2に合わせて行なわれます!
2009年10月、D&D GameDay 【ダンジョンズ&ドラゴンズ ゲームデイ】開催!
このGameDayですが、知らない人のためにちょっと解説。
WoCの方で用意してくれるイベント用のポスターマップ、ミニチュアセット、冒険シナリオを使いまして、一斉に全国的に遊ぼうという企画です。
一応は小売店が主催というかたちになりますが、有志でDMを揃え会場手配(もちろんショップのプレイスペーストかでも良いし、公的スペースなどでも良いでしょう)をして行なうイベントでもあります。お店の方にはHJとの連絡と物資のやりとりをお願いするかたちですね。
昨年も全国各地で行なわれたこのイベント、今年は基本10/3または10月中の土日各地で確保できた日程で行なわれることになります。
詳しくは募集要項(http://www.hobbyjapan.co.jp/dd/news/dnd_gameday/img/dnd_gameday_2009.pdf )を是非ご覧下さい。
参加者全員が同じシナリオを遊ぶと言うのは、共有体験として楽しい思い出になります。
ただ、僕が今回強調したいのは、これがお店を拠点とする緩やかなゲームコミュニティを再構築もしくは再発見、強化するイベントになるかも知れないってことです。
日本のRPGは、創生期に時を同じくしたゲームブックのブームなどもあってか、文庫型のRPGの影響なしに語れません。それまで箱入りであったゲームが安価に、書店で手に入るようになったことの恩恵は計り知れないものがあります。
ただ、ここ数年、、この年になってみて思ったことがありまして(特に地方に戻った時)、書店はホビーショップたり得ないんですね。
山形駅の前にシバタモデルという老舗のホビーショップがあります。鉄道模型、ラジコン、モデルガンに、各種プラモデルを扱うお店で、ぼくが中学高校の時にはもちろんRPGも扱っていました。TCGも扱ってたかな。
そこには常時幅広い年齢、職業の趣味人がいて店員さん達と話しつつゆるやかなコミュティを形作ってました。僕自身もそこでコンベンションを知ったり、知り合った友人がいたりします。
いま、シバタモデルではRPGは扱っていません。冬の時代に在庫を抱えたこともあると思います、ただ、大きかったのは書店やAmazonで確実に欲しいゲームが帰るという現在、ホビーショップに行く意味はなくなってしまったからでしょう。これにより、ホビーショップのコミュニティにRPGというジャンルはなくなってしまったのかも知れません。
いまだと非電源系のゲームを遊ぶコミュとしては各地のTCGショップが役割を果たしているのかな。こちらの方は小中学生が自転車で来てデュエルしてたりと、とてもうらやましい状況。
で、今回のGameDayなんですが、こうした地方での店頭ゲームコミュニティの復興につながんねーかなと、希望的観測を抱いています。中高生がPHB買うかどうかはともかく、そうした層の目に見えるところで遊ばないとやっぱり入ってこないと思うんですね。
RPGのリプレイがライトノベルの棚に位置を占め、そっから入ってくる流れというのは今までもあったわけですが、現状ライトノベルを手に取る人以上に、TCGを遊んでる人たちの方にこそ若い人が多いわけで。あと、ライトノベルを読む中高生というのはやはりある程度年をとって、こういったジャンルに親和性が強い≒すでに選別された人たちであるのに対し、TCGの幾つかはそう言った選別以前の遊び文化として広く小中学生の間に広まっている印象があります。つまり、母体が大きい。
HJのU田さんに聞いてみたところ、TCGショップとかでもHJの方から問屋さん通してやりとりあるので(確かにそうだ)、地方で書店にD&DやRPG書籍がおいてないところだったら、かえってTCGショップの方に話を持ってゆくのがスムーズかも知れません(イベントを開催することも多いでしょうし)。
GameDayもDACも実のところ、ユーザ側からアクションを起こす、主体性を必要とされているイベントで、これを実行できる国内D&Dユーザの底力はたいしたものだと思います。
なので、今こそこの流れのもとに、みんなで「国内D&DあるいはRPGのために何ができるか」を考えて、「新たに遊ぶ仲間を増やす」ためのアクションを取っていきたい。
もちろん主眼となるのは、「自分たちが楽しいこと」で構わないんです。
けど、そのアクションで少しでも余裕があるなら、自分たちが楽しんだ、その余剰のエネルギーをいくらかでも、「新たなユーザ、他のユーザを獲得し、このジャンルに貢献する」ことに振り分けてもらえないでしょうか。
何も難しいことじゃないんです。
すぐさまコンベンションを開くとかじゃなくてかまいません。
自分たちのおもしろかったセッションの様子をブログにアップする。
気がついたコンボやネタを披露する。
海外サイトの情報を読んでおもしろかったものにリンクを張る。
誰かの質問に答えてあげる。
自分たちが作って有用だったプレイエイドや遭遇を公開する。
そんな、普段のセッションの余剰、そんなものでも良いんです。とりあえず目に触れるようなもの、認知される機会を増やすこと、RPGに触れるきっかけを増やすこと。
そうすることで、より僕たちは楽しく、長く遊べる。
そのきっかけとして、こうしたイベントを活用して頂けないでしょうか。
それぞれの場で、皆さんとお会いできることを楽しみにしています。