卓上戦諸録(D16)

D16の卓上ゲーム記録

2/27ホビージャパンコンベンション

 というわけで行って参りました。HJコンベンション。
 http://www.hobbyjapan.co.jp/dd/event/index.html
 前回に引き続き、DMとして参加させていただきました。
 今回のシナリオは3.5版最初のコンベンションで、用意されたシナリオもプレロールドキャラクター(作成済みのプレイヤー用キャラクター)も3.5版の特徴を生かしたつくりになっています。《Two-Weapon Fighting/二刀流》のレンジャー(セーヴやクラスとして)や、両手持ち武器で《Power Attack/強打》を持つバーバリアン、スコーチング・レイの呪文をとっているウィザードなど、3.0と3.5の変更点がわかるような構成でした。
 そして何よりも、今回は用意されたシナリオが良かった。

 いずれ、Webで公開されるかもしれないので詳しい内容は控えますが、フォーゴトン・レルム北方、ムーンウッド。雪を踏み分けつつ失踪した村人を探すことから始まる、危険な、けれども、こんな剣と魔法の世界ではありふれた危険。それをひたすらに切り抜けてゆくシナリオでした。
 雪が降ってきたってだけで、戦慄して笑い出すってのはセッションがうまく言った証だと思う。

 幸い、参加していただいた方も楽しんでもらえたようで、セッションが終わってからも、感想に花がさきました。
 ……5人中4人が死亡したというのが、少しばかり罪悪感なんですが。
 ……「オープンダイスで行きましょう!」って言われたのがなんつーか、らしいような。なんなんだか。
 *2/28追記。参加した綾辻守人さんが、当日の様子をプレイレポートとして書き上げてくださいました。綾辻さんのサイトShirak<シラク>!はこちら

Aquillaキャンペーン最終回

 先日の土曜日に最終回を行ないました。四年越しのキャンペーンになります。
 参加できるメンバーで集まって潜るというフロータースタイルではじめ、参加者は10人ほど。最終回は吶喊隊と防衛隊に分かれて2回。昨日は防衛隊によるシナリオでした。
 話の都合上、いなければならないPCが途中参加して、最終的には7人パーティ。せっかくだからとギャラリーに前回のメンツも揃って結局全員が揃ってラストまで。
 四年という月日は長いもので、参加者最年少は大学に入って始めて、卒論を終えてこのセッションに参加というありさま。参加メンツも結婚したのが自分を含めて2人とか、あちこちに身分が変わったりとか。最も自分は卒業→就職→辞職→自営業とえらくせわしかったです。何はともあれ感謝したいのは参加メンバーをそろえて最終回を迎えられたことです。途中、マグロ漁船にのって南太平洋に参加者の一人が行くことになったときにはかなりどうしようかと思ったものですが。
 プレイレポートは近日に盟友たきのはらさんのプレイレポート、
http://playreport.seesaa.net/
 に掲載されると思います。いつもと同様、メインのストーリーの後にも、参加者から別視点での突っ込みや指摘が入ったりするので、そちらも楽しめるかと。

 このキャンペーンをやってつくづく実感したことがあります。

 少なくともD16がマスターをする理由なんですが、
 僕は、PCに驚かされたいんですよ。
 スペルやアイテム、特技でつくりこんだキャラクターが繰り出すコンボ。
 求められる役割をきっちりとこなす職人的ないぶし銀のプレイ。
 こちらが用意した、想定したストーリーラインを裏切るPCの言動。
 用意したエンカウンターを思いもつかぬ方法で切り抜けられる衝撃。
 その上にこいつらだけの物語が生成されていく。
 
 もちろん、僕だってこいつらを驚かせてやりたい。
 作りこんだエンカウンター、思いもつかぬカスタムを施したモンスター、ひねりを聞かせたストーリー。そしていつの間にか物語を駆動してしまっている、世界の住人となってしまった自分たち自身の存在というやつで。

 けれども、それすらきっと、こいつらの反応を直で見る自分の喜び、楽しみのためだけなんですね。
 だから、断言できる。

 楽しんでもらえたと思うけど、そして、事実楽しかったけど、
 一番楽しんでたのは間違いなくこの俺だって。

 ありがとう!また、遊ぼうや!!