戦国霊異伝復刊！

　以下、mixiに書いた文章の改訂転載ー。
復刊ドットコム
　知ってる人だけ喜んで！
　戦国伝奇風しかできないピーキーなゲームだったけど、いくらでも拡張のしようはあったと思うし、妙なところで呪術関連が渋かった。不動明王火界呪とか九字を切って道に迷わないとか、巫女さんが焼き塩を撒くとか忍者の使う術が忍法と忍術にわかれてたりとか。
　むちゃくちゃ大好きなゲーム。OrientalAdventureでこれが完全に再現できないとき初めてジャパネスクとオリエンタルは違うんだよなってことを意識した。
　で、この『戦国霊異伝』なのだが、事前予約が300件を越せば実際に復刊されるということになった。
『戦国霊異伝（有限会社キラメキ）』 復刊リクエスト投票
　現時点で在庫が163／300つまり、137人が購入しようとしている（在庫のところね）。が、決定まではまだ届かず、そして9月末が締め切りだ。
　
　これが埋もれるのはあまりに惜しい。
　いいか、僕たちは本当に日本の伝奇モノを遊ぶゲームを持っていないんだ。魔界転生も里見八犬伝も妖刀伝も獣兵衛忍法帖も、これらをアレンジなしに、素のゲームシステムで遊べるRPGは手元にない。伊賀の影丸も岩見重太郎の狒狒退治も、真田十勇士も僕らは“遊べなかった”。紅毛碧眼でハンバーガーとコーラで生きてる連中がデザインしたサムライとシュケンジャ、カワナガにカタナで何とかしようとしてたわけだ。

　決して満点のシステムなんかじゃない、いつのシステムだと思ってる？　けど、今出るなら、そしてもう一度遊んで、ブラッシュアップする機会があったら、化けようはあるシステムでもある。それは請けあう。だってさ、
　陰陽師が敵の体内の三尸に呼びかけてダメージ与えたり、式神の打ち合いができるんだぜ！　
　忍者は忍者で血液が毒だったり、大蝦蟇呼んだり、変わり身したりする。
　巫女さんは禊祓えしてないと術が使えないし、坊さんは本気で真言唱えるんだ。
　セッションの最中に、不動明王火界呪とか、「おんあぼきゃべいろしゃのう、まかぼだらまにはんどま、じんばらはてばりたや、うん」とか唱えてみたくね？

　ここを見て、ちっとでも興味持った人は話の種にでも予約して欲しいです。