卓上戦諸録(D16)

D16の卓上ゲーム記録

時代劇ダンジョンマンガ

 そいえば、知人の誰も話題にしていないので、もしかしたらごく当たり前の話題なのかも知れないのだけど、ついこの間までとてもおもしろいダンジョンが出てくるマンガがあったんですよ。今はもうダンジョンのシーンは終わったのですが、単行本で読めます。

 子連れ狼の第三部、「そして―子連れ狼 刺客の子」です。
 江戸城地下を這う大迷宮、“弾掌”(だんじょう)をゆく成長した大五郎。
 

 ああ、嘘じゃないですし、トンデモでもありません。
 傑作「子連れ狼」を継いで、やはり見事な伝奇時代劇を描いている小池一夫森秀樹、両大先生による時代劇画(いや、小池一夫先生は元から原作者ですけどね)。

 第二部から読まないとなんで大五郎がそんな目に遭うかはわからないと思いますが、騙されたと思って読め。

 そして第三部の“弾掌”編に驚け。

 いやマジで、オリエンタル・アドベンチャーとかのサプリでもってやるべき話ってこういう話なんですってば! しかも純粋にダンジョン攻略をやってるし、そのための手法がまたクラシックなD&Dファンなら感涙モノ。

 基本は迷宮である“弾掌”を抜けるため、大五郎は左手法を使うわけです。でもって、敵も大五郎を討つ以外にいかにして彼を迷わせるか、つまり左手を壁から離させるか、という戦いを挑んでくる。もちろん、“弾掌”のなかには罠もあるわけでその辺りのやりとりが、たまりません。

そしてー子連れ狼刺客の子 1 (キングシリーズ 刃コミックス)

そしてー子連れ狼刺客の子 1 (キングシリーズ 刃コミックス)


そしてー子連れ狼刺客の子 2 (キングシリーズ 刃コミックス)

そしてー子連れ狼刺客の子 2 (キングシリーズ 刃コミックス)


そして-子連れ狼刺客の子 第3巻 (キングシリーズ 刃コミックス)

そして-子連れ狼刺客の子 第3巻 (キングシリーズ 刃コミックス)